『 週刊 Hanko 』 640号
◆稲含(いなふくみ)山 登山◆
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とんだことで週刊Hankoがストップしてしまいました。これからますます頻繁に出せる!と喜んでいたのになぁ。その間にも、ネタは着々とたまっております…。
◆稲含(いなふくみ)山 登山◆
稲含山登山は、40年近く続いている額部(ぬかべ)小学校6年生の恒例イベント。
前日の夕方、どしゃぶりの夕立。雨がやんでも一晩中風が吹き荒れ、風の音で目が覚めたほど…。大きく揺れている木々を窓から眺めながらどうなることかと思いましたが…。
7時半の集合時間にはよく晴れ、少々肌寒いが登山日和、となりました。
稲含は、富岡市で一番高い山(1370m)ですが、もうかなり上の方まで車道が通っていて、そこから頂上までは(道はかなり険しいけど)2〜30分で行けるとか。元旦やお祭りや、普段の休日にも登っている人は多く、親しまれているようです。が、ふもとの山道から4時間もかけて登るのは、おそらくこの額部小学校の6年生だけ、とか??
最初のうちはなだらかな山道で、おしゃべりも笑い声も聞こえましたが、そのうちだんだん口数も減り、黙々と足下だけを見て歩く状態に…。時々ふっと腰を伸ばして「わ、こんなキレイな緑の中を歩いていたんだ!」と感動しては、また黙々と…。
と言っても、これは最後の方からくっついて言ったお母さんたちの話で、元気な子供達はもう見えないほど先を平気で歩いていたみたいですが…。
しかし最後の難関は、本当に辛かった…。あんなに大変だった山道も、実はハイキングだったのね…(;_;)…これがホントの「登山」なのね…と、心の中では本当に(もうカンベンして〜!)と叫びながら(…いや、叫ぶ気力もなくつぶやきながら…!?)、「這い上がった!」という心境です。
それだけに、山頂の見晴らしの嬉しかったこと!
ホントの山頂は、とても狭くて記念写真を撮るのがやっと(40人ちょっとの団体は並べても、カメラマンの立つ位置はかなりアブナイ)。それで子供達はちょっと下の神社の境内でお昼を食べましたが、付き添いの役員はその山頂でお弁当を広げ、食後、「靴を脱いで寝転がると気持ちいい」と言うのでやってみたら、本当ーーに青い空がまぶしく高く、4時間にわたる苦労が癒されました。
あぁ、この快感のために、山に登るのね…。…深呼吸…。 \(ーoー)/
帰りの道は、登りで感じていたよりさらに急で、こんなところを登ったのか!とまた改めて驚きつつ、ひざをかばうのが大変でした。パパの買ってくれたステッキ大活躍!
(でも、右ひざばかりかばっていたら、登山後、左ひざが、どうもヘンです…(;_;) ステッキは2本必要??)
そんなこんなで、午後4時、予定通り朝の集合場所に全員そろって到着しました。
一人、とても体格のいい男の子がいて、彼も私達以上に大変そうでしたが、PTAのお父さん達が、押したり引いたり励ましたりチョコレートで釣ったり…しながら、頑張って山頂まで登ったのです! 本人も、お父さん達も、スゴイ!!私には、人の世話をしたり、荷物を持ってあげたりする余裕はありませんでした。(._.)
2007年5月11日。とりあえず、富岡一の山(1370m)を制覇!しました。へっちゃらそうに見える子供達にとっても、きっと良い経験になったことでしょう。2009年、2012年、春歌や真希の保護者として、また一緒に登れますように。
…祈るだけでなく、体力作り、実際に何かしなくちゃね…。(--;)
あ〜〜〜、つかれた!!!! けど、楽しかったです。(^o^)
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2007. 5. 16 斎藤 範子(Hanko)
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