『 週刊 Hanko 』 657号

◆尾瀬ハイク◆

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 この秋の最低気温…が、毎日更新されるようになりました。朝晩は本当に寒いです。
 暑い暑い…!とカーペットをはずしたのがついこの間のようなのに、またひかなければ…ストーブも出そうかなぁ…と思いつつ、日中は(休日も)ばたばたと過ぎてゆき、いまだ寒〜い部屋なので、ついつい早く寝てしまう…って、それ言い訳!?(^。^;)

◆尾瀬ハイク◆
 かねてからパパの念願であった尾瀬に、ついに家族で行くことができました。
 パパは15年ぶり、私は群馬県民でありながら、「初尾瀬」です!

 パパの組合のツアーに参加したので、往復はバス。長距離運転が苦手な齋藤家にとって、現地まで連れてってくれるバスはありがたーい。そしたらバスの中で責任者の方が「尾瀬に行ったことのある方、いらっしゃいますか?(…数名。)でしょうね、自分で行く人はこれに申し込まないでしょう」いや、図星でした。(^.^;)
 鳩待峠でバスを降り、そこから登山…と思いきや、まず下るんですね!知らなんだ!
 そして、下り終えるとひたすら木道。平らな木道。落ちないように下を向いてみんな黙々と歩く木道… で、うちの次女春歌さんは、景色に見とれて?見事踏み外してでんぐり返りをしていました…。(-_-;)リュックに救われたかな…。

 尾瀬と言えば、水芭蕉を始めたくさんの花のイメージが強いですが、尾瀬の秋は花のない季節。代わりに山の色とりどりの紅葉と、一面に広がる黄色い草紅葉!おまけに抜けるような青空に恵まれ一段と鮮やかな景色!これを見なくちゃもったいない!と、時々人の歩く列をはずれて、のんびりたっぷり目の保養。至仏山、素敵!…それで、牛首分岐までも行けず、途中で引き返したけど…。だって、子供達が「おなかすいた〜!」を連発するんだもん。木道の途中では食べることもできず、引き返して「山の鼻」でお昼を食べ、後は植物研究見本園の方をゆっくり観察しながら一回り。
 「健脚コース」の方々は、お昼休み20分という勢いで(25km/6時間)も歩いたそうですが、齋藤家はのんびりマイペース。400枚以上も写真を撮った!というパパを待ちながら…だったので、子供達はちょっと物足りなかったかも。最初に下った坂道を帰る時、みんな駆け足でとっとと登って行きました…。(゜_゜;)

 確かに、5月の稲含山登山と比べたら、はるかにラクチンでした(そう、「登山」じゃなくて、尾瀬「ハイク」でした。気合い入ってたんだけど…)。覚悟していた筋肉痛にもならず!!今度機会があれば、もう少し欲張ってみたいかな、と思いますが、まずは初尾瀬、天気に恵まれたことだけでもラッキー、堪能しました。

 印象的だったのは、登山道の入口に靴底をふくマットが用意されていて、「尾瀬に外来種を持ち込まないよう、靴底についた植物の種などをよく落としてから入って下さい」という主旨の看板があったこと。今ちょうど、中3の授業で「自然界のつりあい」について学んでいます。生態系のバランスを保つためにも、動植物を問わず外来種から山を守るというのは本当に大切なことだと思います(次の授業でそれを熱く語ってしまい、後で生徒に「どーしたん、熱かったぜ」と冷やかされました(-_-;))。
 尾瀬の自然も、最近様々な原因で変わりつつあるようですが、末永く美しい姿が守られますようにと祈ります。

※早口言葉 「登山者数調査中」(尾瀬で見つけた看板)3回続けてどーぞ。(^.^)

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2007. 10. 22  斎藤 範子(Hanko)



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