『 週刊 Hanko 』 674号

◆かぶら吹奏楽祭◆忘れ物/ネコのネネの最期/さすが春◆パパの頭◆

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 ついに夏休み突入!!玄関に靴があふれ、食事の用意が増え(夏希は部活で毎日お弁当!!)、部屋の中では3人分の宿題の山が雪崩をおこし…。ただでさえ暑くて痛い頭がますます…(+_+;)

◆かぶら吹奏楽祭◆
 夏休み最初の恒例イベント、「かぶら吹奏楽祭」。近隣の中・高・一般の吹奏楽団が(コンクールに出る団体はそのリハーサルとして)演奏し、今年は20団体が参加。中学で吹奏楽を始めた夏希はまだ1年生で、今年は出られませんが、来年はコンクール目指して熱くなっている頃でしょう。
 で、お手伝いで会場をうろうろしていた夏希と時々すれ違う私。実は2度も出番があり、最初はY子先生と一緒にアンサンブル、それとプログラム最後の市吹。
 アンサンブルでは、Y子先生の編曲で、「Sing Sing Sing」と「風になりたい」を演奏しました。この前、ディズニー・シーで「Big Beet Band」を観て(必見ですよ!)、最後にやった「Sing Sing Sing」がチョ〜〜〜カッコ良くて感動したので、今回の練習はいつになく燃えました。しかも今回、名ドラマーをお迎えし、トランペットも入り、ノリノリで演奏できたのです。(^o^) 本番は、大きなステージで気持ちよ〜く吹くことができました。快・感!

◇忘れ物◇
 で、終わってニコニコと舞台袖に引っ込んで、さて、次は…と考えたところで「あっ…!!!」 と青ざめた私。
 なんと、あまりにもアンサンブルに燃えていたため(1?)、市吹で吹く予定の楽譜を一式全部忘れてきてしまったのです!!!(+_+;)
 よよよ、どうしよう、「楽譜係が原譜を持ってるかも!」と言われ、一瞬喜んだのも束の間、「あ、コピーするんで私が原譜持ってるんだった…」アウト!!

 確か楽譜は車のトランク。今日その車を運転してるのはパパ!
 パパが聞きに来ていてくれますように!客席の中からパパを探し出せますように!!

 曲の合間に客席にもぐりこみ、きょろきょろと必死でパパを探す私、を、みつけてくれたのがパパの元同僚のTさんの奥さん!「ご主人をお捜しですか?確かあの辺に…」と教えてもらい、ついに探し当て、一緒に駐車場に走り、無事楽譜は本番に間に合いました!!やれやれ、一時はどうなることかと思った。Tさん!ありがとうございました!!m(._.)m

◇ネコのネネの最期◇
 で、いきなり車まで走らされたパパは、「明日から臨海学校だから、散髪に行ってくる」と言って、その場で別れたのです。が。
 なんと、車に乗って発車しようとすると、車の前で小さなネコが鳴いている。
どこかで見たような…と思って降りてみると、なんと春歌がつけた首輪をしている!「ネネじゃないか!なんでこんなところにいるの!」
 車の中にはいなかったし、トランクにもいなかったから、どこか車体の下にもぐりこんでついてきたとしか考えられない。だって家から10キロ近くも離れてるんだよ〜。ダメじゃないか!と、ネコを連れて家に帰ったんだそうな。で、その後、巣(段ボール箱)の中にネネがいるのを確認し、中学生の送迎担当だったのでもう一度会場に戻り、演奏終了後、春歌と真希と生徒を乗せて学校に行き、帰宅する途中、坂道に帽子のようなものが丸まっている…なんだろう、と近寄ってみると、なんと、車に轢かれたネコ、それも、なんと、なんと、春歌のつけた首輪が………。

 第一発見者が春歌だった、というのがかわいそうでした。私が帰った時は、もうお墓もつくり、お花も飾ってあったけど、号泣に次ぐ号泣…。
 現場は家から1キロも離れたところで、パパが出掛けた後、おじいちゃんが車で出掛けたというので、もしかするとまた、その車の下にもぐり込んで出掛けちゃったのかも。振り落とされたか飛び降りたのか、わからないけど、そこで亡くなったのでしょう。
 …かわいそうだったなぁ。かわいいネコだったのに…。

 数えてみると、我が家にきてちょうど10日目のことでした。でも、もしかするともっと早く死んでいたかもしれないノラ猫の赤ちゃん。「最後の10日だけでも、春ちゃんたちにこんなに可愛がってもらえて、幸せな猫だったね」とパパが慰めていました。

◇さすが春◇
 翌朝になっても、ネネを思い出して泣いている春歌。
 「大好き」(だっこ)しながら、「猫が死んでもこんなにみんなが悲しむんだからね。春ちゃんが事故にあったりしたら、ママやパパがどんなに悲しいかわかるでしょ。絶対気をつけてね」と言ったら。
 私の腕の中でしゃくりあげながら、春歌、一言。
「わかった。ひっく、老衰で死ぬよ」     (@_@;)

◆パパの頭◆
 ところで、ネネ騒動で、結局散髪に行かれなかったパパ。仕方なく(毎度のことですが)私が散髪屋に…。いい加減長くなっていたので「もっとバッサリ!一気に切って!」とパパは言うのですが、バランスを見ながらちょびちょび切るシロートなわけで、外野があまりうるさいのでみんなにビデオを見せておきました。
 で、私は黙々と切っていたら、パパが気がついた時にはかーなーり、短くなっていた、と。「もういいよ」と言われてやめました。とても涼しそうな頭になりました。見てやって下さい。(褒めてね)

2008. 7. 25  斎藤 範子(Hanko)



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