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 ◇「なんて素敵にジャパネスク」 氷室冴子 (コバルト文庫) 

+-+- あらすじ -+-+

 時は平安――京の都でも一、二を争う名門貴族の娘である瑠璃姫は16歳。初恋の相手・吉野君の面影を胸に抱いて、独身主義を貫く決心をしていた。だが、世間体を気にする父親は、結婚適齢期をとっくに過ぎた娘にうるさく結婚を勧めてくる。

 

 ついにある夜、父親の陰謀により、権少将と無理やり結婚させられることに!?

 絶体絶命の危機を救ってくれたのは筒井筒の仲である高彬であったが…

+-+- 感想 -+-+

 恋愛物語なんだろうけど、なんか笑っちゃって、そんな雰囲気全然ならない。

 女性の本音を読むことができ、しかもその主人公がすごく現代人ちっく。

 いや、恋愛っていつも感情の揺らめきは似ているのかもしれない。

 おもしろおかしく、だけど、男の人にはちょっと耳が痛いかな?

 逆に女の人には爽快かもしれない。

 

 平安時代の貴族社会が舞台だから、とにかく和歌やいろんなその時代の文化も結構、面白く描かれ、しかも文章が平易に書かれているから、すごくとっつきやすかった。けど、女の人って強いよなぁ… 

 

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