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 ◇「なんて素敵にジャパネスク7」 氷室冴子 (コバルト文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 (ここはどこ。死んでたまるか)

 帥の宮に殺されそうになって、川に落ちた瑠璃は、偶然にも煌姫に助けられた。急を聞いて、駆けつけた守弥の提案で、高彬の別荘、鳥羽の鴛鴦殿に落ち着くことになった。

 

 ところがこの別荘に、結婚を嫌った由良姫が融に連れられてきた。すわ駆け落ちかと騒いでいるところへ、殺人の片棒を担いだ春日大納言がやってきた。

 いよいよ、瑠璃の逆襲が……

+-+- 感想 -+-+

 核心に触れたけど……

 それどころか言いようのない不安に押し潰されそうになるなんて…

 あまりにも、この展開に戸惑うのは登場人物だけではないと思う。

 

 筋は通っているけど、すっきりしない。

 わからない不安ほど、嫌なものはないだろう。

 決着はついたものの…

 

 数々の伏線や言葉がすごく気になり、そして何よりも、帥の宮の気持ちがわからない。解決したにもかかわらず、この不安感はいったいなぜなのだろう。

 

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