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 ◇「妖雲群行」 田中芳樹 (角川文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 パルス暦325年6月。

 東方国境に位置するぺシャワール城塞に二千の兵が集結した。

 「解放王」アルスラーンが蛇王ザッハークの眷族を牽制すべく、“魔の山”デマヴァントの封鎖を命じたのだ。

 だが、その事態に呼応するかのように、パルス内外でも不穏な動きが…。

 

 仮面兵団を統率していたヒルメスは、部下と共に、ミスルに入国、新たな野望の第一歩を踏み出す。そしsて、パルスの中部オクサスでは怪事件が続発、ファランギースは巡検使として、アルフリードを伴い、任務に赴くが…。

+-+- 感想 -+-+

 くぅ〜、何年ぶりのアルスラーンなのだろう(うっとり)

 久し振りに読んだアルスラに僕は恍惚となってしまった。

 しかも今回は平穏無事(?)に死人が少なく、作者もあとがきで、「死人が少なくてねぇ〜」などと言っている。

 

 ダリューンやナルサスそして、アルスラーン、エラムという主要キャラクターは王都でお留守番だったけど、その代わり今まであんまり存在感がなかったキャラクターにスポットライトを当てている。ただギーヴはおいしかったけど(笑)

 

 ただ、気になるのは、やっぱりザッハーク君。徐々に存在感を示し始めている。そして不幸の王子ヒルメスも気になるなぁ。ダリューンとどうなるのかが一つの大きな見所だから、彼からも目が離せない。

 

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