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 ◇「落日悲歌」 田中芳樹 (角川文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 ペシャワール城塞に立てこもり、王都奪還をはかるアルスラーン王子に、またしても難題がつきつけられた。一時の欲に駆られて、今度は、シンドゥラのラジェンドラ王子が五万騎の大軍で来襲してくる!!

 

 アルスラーンの忠実で頼りになる軍師のナルサスとダリューンは、敵軍が「人の和」を欠いているのを見抜き、たった500の軽騎兵で、シンドゥラ軍の背後にまわった。まだ若いとはいえ、ナルサスには勇気と知略があった…。

 パルス国の再興、王都エクバターナの奪還を目指すアルスラーンの前途は?

+-+- 感想 -+-+

 アルスラーンの有り難くない(自称)親友が登場する。はっきり言うけど、僕は彼が苦手だ(笑)。嫌いとまではいかないけど、それでも苦手だなぁ、あの性格…。欲が御深いお国柄なのだろうか?とりあえず、兄弟揃って、欲が深い。この国ではナルサスやギーヴが輝いて見える(笑)それにアルスラーンもちょっと意地悪しているし。異国というのは人を微妙に変えるようである。

 

 お隣の国で、パルス国がどれだけ人材に恵まれているのかを証明する。もっともダリューンとナルサスがいれば、一国を支配できそうなんだけど。ナルサスの知略は一国を冠絶していたいし、ダリューンも十ページにわたって斬りあっている。はっきり言うけど、大活躍だった。そして、キシュワードはやっぱり貧乏くじだった(笑)

 

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