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 ◇「征馬孤影」 田中芳樹 (角川文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 ようやく王都奪回の大軍を起こしたアルスラーンに横合いから、強大な妨害者が現れた。歴史的な敵国トゥラーンがパルス領内に侵攻してきたのだ。アルスラーン軍は反転急行して、ペシャワール城に再入城した。

 

 智将ナルサスの奇抜な戦略が大勝利をもたらした時、アンドラゴラス国王夫妻は自力で虜囚の身から解放され、遠い脱出路を経てペシャワールまでやってきてしまったのだ。

 父王の命でアルスラーンは一人ペシャワール城を立去った。ただ一羽の鷹と一頭だけの馬を伴って。

+-+- 感想 -+-+

 危うく、泣きそうになった。

 そう、最後のシーンである。

 ああ、田中芳樹って残酷なんだよなぁと思ってしまうんだけど、もうもう、最後は…

 …ふぅ〜(深呼吸)、落ち着かないと(笑)

 

 さて、この巻はアルスラーン受難の巻である。

 まぁ、一巻に比べれば、それほどでもないけど。

 万騎長同士の打ち合いもあるし、ギーヴも久し振りにアルスラーンの元に帰参したし。

 

 なんと言ってもナルサスの智略、冴えまくりである。

 ナルサスふぁんには堪らない巻である。

 

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