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◇「風塵乱舞」 田中芳樹 (角川文庫) ◇
+-+- あらすじ -+-+
パルス暦321年7月末、大気は乾き、風が強い。大陸公路は風塵の乱舞するなかにあった。国王アンドラゴラス三世ひきいるパルス軍十万と、ギスカール公爵ひきいるルシタニア軍二十五万は王都エクバターナの東方で正面から激突した。
又、このとき、南部海岸地帯の町ギランから急速度で北上した王太子アルスラーンの軍二万五千は王都の南方250キロの距離にあり、王都の西方80キロの地点にはヒルメス王子の軍三万が潜んでいた。 パルスの支配権をめぐる総ての軍勢が、王都に向けて、突き進みつつある―――
+-+- 感想 -+-+
またもや一からの仕切りなおし。しかし、アルスラーン一行はその仕切りなおしからの方が生き生きと活躍しているように思える。ギランの商人たちとの駆け引き、そして海賊退治。やはり主人公が海賊でもない限り、彼らに幸運の女神は微笑みかけないようだ(笑)
アルスラーンがギランで活躍している間に、アンドラゴラスと、ヒルメスそして、ギスカールの三つ巴の戦いが繰り広げられていた。アルスラーンが去り、戸惑う武将たち。そして再開するものと、それを目指し始めるもの。一部最終巻に向け、陣容が整い始めた。
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