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◇「王都奪還」 田中芳樹 (角川文庫) ◇
+-+- あらすじ -+-+
十か月の刻をへた、パルス暦321年8月11日、第二次アトロパテネ会戦の火蓋が切られた。港町ギランの豊かな富を背景に膨大な軍資金と糧食を手にしたアルスラーン軍二万五千はルシタニアの大軍を撃滅させた。
刀身が激突し、槍身がからみあい、空と地の間に人血の嵐を巻きおこした王都の攻囲戦は二転三転しつつ、流血と砂塵のなかに終焉し、王都エクバターナの城門は、ことごとく開 放された―――
+-+- 感想 -+-+
王都奪還へ向け、入り乱れた勢力争い。
ギスカール、ヒルメス、アンドラゴラス、そしてアルスラーン。
追うもの、追われるもの、憎むもの、憎まれるもの。
歴史の事実はどこに存在し、真実を打ち砕くのか?
徐々に明らかになり、そして明かされぬままの謎もある。
一部完結の巻は怒涛に幕を開け、そして終幕には意外な展開が…
二部もすぐに読みたくなること、間違いなしの、「アルスラーン王子」編の完結である。
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