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 ◇「桐原家の人々3」 茅田砂胡 (中央公論新社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 桐原さん家の似ても似つかぬ三つ子。

 その真実が白日のものとに晒してようやく落ち着いたと思った途端、ロールスロイスに乗って、新たなトラブルがやってきた!

 「零を迎えに来た」というご大層な一族は何者か!?

 なんともパワフル、やたらにマイペース、必笑家族コメディ新装版

+-+- 感想 -+-+

 今回はサポート役から一気に話の中心に出てきた、僕一押しの零ちゃん。

 彼の考え方、生き方ってすごく共感できる。なんだか、すごいなぁとも僕は思っている。

 それにしてもこの家庭って女性が本当に強い。

 圧倒的な存在感で、家長もタジタジである。

 

 色々、様々なしらがみがあるけれど、彼らには簡潔な基準があるような気がする。

 生きる事が面倒なら、自分の基準を作って、生きればいい。

 そんな事を言っているような気がする。

 彼らの基準は単純だ。自分たちにとって良いか悪いか。

 それが一番の基準のような気がする。そして徹頭徹尾それを貫く。

 ううむ、彼らの生き方が滅茶苦茶なのに素敵に見えるのはそういうところかもしれない。

 

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