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 ◇「サクラ大戦巻の四」 あかほりさとる (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 「あけましておめでとうございます!」

 大正十三年、正月。花組みは久し振りにのんびりとした時間を過ごしていた。黒之巣会を滅ぼし、自分たちで取り戻した平和を実感するかのように、正月の宴会を楽しむ少女たち。

 

 だが、その平穏は、一人の男の出現であっけなく消え去ってしまう。黒之巣会・死天王、葵叉丹。黒之巣会は確かに滅びたはず。なのに、なぜ、この男が生きているの?困惑する少女たちに叉丹が告げる。ただ一言、「すべてを滅ぼす」と―――。

 圧倒的なチカラを見せつける叉丹に、少女は立ち向かう事を決意する。すべてはこの帝都を、愛するものを守るために。

 シリーズ最終巻

+-+- 感想 -+-+

 この世界観大好きである。

 ひねくれた人間の僕が感心してしまうくらい、その世界観は真っ直ぐであり、そしてばかばかしいほど、「愛」に溢れている。

 何をこいつは言っているんだ?と訝っているそこのあなた!

 嘘じゃありません!!あまりの勧善懲悪の内容に、久し振りに自分の純な何かを揺さぶられると思いますよ!

 

 「青春」である。

 登場人物たちは多くの壁にぶち当たりながらも、それをひたむきな態度でクリアしようとする。大人にはない、その全身全霊を傾ける姿勢で。

 

 あかほりさとるの世界観は好きである。

 あのばかばかしいほどの「愛」

 それがすべてだからだ(笑)

 

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