読後感は妙な疲労感を覚えた。
やはり彼の作風は真面目な小説ではない、こういう「ぐうたら」シリーズはとても疲れる。それは人それぞれだから、何ともいえないけど、彼の独特の感性はなかなかのユーモラスさを示し、楽しめる事は楽しめる。
ただ、疲れるのだ。
きっとかなりの部分で、食い違うだろうなとは感じるけど、それでも結構、いろいろな部分で意見が合うのも面白い。
けれど、彼の不真面目に見せている部分で、僕はとにかく疲労を覚えた。なぜかはわからない。それが時代格差だとしても僕は驚かない。
とにかくユーモラスなエッセイなのは確かであり、多くのところで笑えた。そしてちょっとなけた。だけど、ぐったりと読後は疲れたというのが僕の感想。
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