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◇「白亜宮の陰影」 茅田砂胡 (中央公論社) ◇
+-+- あらすじ -+-+
緒戦の大勝利にもかかわらず、ウォルの陣幕は沈んでいた。王冠を棄て、軍を解散せよ。さもなくあフェルナン伯爵の命は保証しない――。
大儀のため養父を見捨てるか、ペールゼン侯爵の専横に屈するか、苦悩の選択を迫られたウォルは逆転を賭して、リィに伯爵救出を託した。
難攻不落のコーラル城。リィはその最深部を目指すが…
+-+- 感想 -+-+
泣けた。
同時に吼えた。
僕は荒れた(笑)
そう、ひどく僕はこの本で、苦しめられた。
恐ろしい描写、そして展開。
苦悩の連続と、登場人物たちの苦悩、そして一人の男の生き様。
情けないけど、かなり泣いた。
すっかり、僕はいつのまにかに、この世界の登場人物になっていた。
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