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 ◇「伝説の終焉」 茅田砂胡 (中央公論社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 生きて戻れ――リィの言葉に送られて、シェラは北を目指す。

 ついにヴァンツァー、そしてファロット一族との死闘が演じられる時が来たのだ!

 一方、シェラと別行動中、騎士団員千人の命と交換に虜囚となり、意識を無くした戦女神にレティシアは微笑みながら、歩み寄る。

 研ぎあげた必殺の針を手に――。

+-+- 感想 -+-+

 主要な登場人物を挙げろと問われれば、ウォル、リィ、そしてシェラである。

 物語の核となる部分に深く関わりあっているし、彼らの生き様にスポットライトが多く当たっているからだ。

 

 シェラは好きなキャラの一人である。

 人の弱さを意外と強く映し出した鏡のような気がしてならないからだ。

 シェラの戦いがこの巻で結論を見る。

 生きるという事の残酷さ、そして儚さを見たような気がした。

 

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