長くて短いデルフィニア戦記。
本を閉じると、がっくりと、哀しい気持ちになってしまう。
ああ、終わってしまったんだなと。
獅子王と妃将軍。そして彼らの周りに生きる人々の生き様を見てきて、喜んだり、悲しんだり、つまり一喜一憂していたのも、もうできない。けど、たかがライトノベルでも、多くのものをもらったなぁと思う。
生きる事に正直であった二人の「素」の姿にきっと読者であり、同行者でもある僕は忘れないと思う。微笑みながら、互いの関係に素直でありつづけた二人。
別れ際は、やはり辛かったけど、微笑みあえたことが良かったと思う。
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