△booklist top

 

 ◇「王女グリンダ」 茅田砂胡 (中央公論社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 デルフィニア戦記は93年10月「放浪の戦士」に始まり、98年12月「遥かなる星の流れに(下)」まで全18巻をもって完結した。

 しかしながら、この18冊に先立つ、2冊の幻のデルフィニア・ストーリーが存在する事が一部のファンに囁かれつづけた。

 

 その二冊は92年2月に刊行されており、その二冊の完全収録版である。

+-+- 感想 -+-+

 失われたデルフィニア戦記。

 もしくはプレデルフィニア戦記…とでも言うべきか。

 登場人物の骨組みは変わらないし、ストーリーも大筋は変わっていない。

 もちろん、完結は永遠にないらしい。

 

 けど、デルフィニア戦記を読んだ事のある人なら、充分に楽しめると思う。

 僕は既にデルフィニア戦記を読んでいたから、その「デルフィニア戦記」とこっちの「王女グりンダ」の若干の違いの部分を楽しんだ。茅田さんはこういう風に最初は設定していたのかって。

 

 是非ともデルフィニア戦記の本編を読んでから、読んでもらいたい。

 

△Topに戻る△