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 ◇ 須賀しのぶ 「砂の覇王@」 (コバルト文庫) ◇

+-+- あらすじ -+-+

 カリエがエディアルドとともに、カデーレの森から脱出して、半月が経った。

 

 薄暮の中、その日の目的地の途中にある村に辿り着いた頃、エディアルドの高熱に気が付いたカリエ。

 二人は宿をその村で求めようとしたが、訪ねる家々で冷たく断られてしまう。途方に暮れるカリエ。そこに一人の男が現れ、自分の家に来てもいいと言う。しかし、一夜を過ごす事になったその家には、恐ろしい罠があった。

+-+- 感想 -+-+

 カリエとエディアルドの二人の旅バージョンである。

 二人が傷ついたけど、前向きに生きようと、その道を模索し始めた、その出だしで…

 ああっ、何でそうなるっ!!

 と僕は読みながら、頭を抱える。

 

 どこでも生きるために極限状態の中で様々なものを取捨選択していく中、カリエは傷ついていくが、持ち前の明るさで突破していく。それが心地いい。

 

 でもなぁ、泣けたよ、ホント。

 ドーンとカリエの会話は…

 しくしくと泣けてきて、一人暮らしで、本当によかったなぁ。

 そう、思った(笑)

 

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