かっこいい。
いつもこのシリーズを読むと、晴明と博雅のその良い「漢」に、溜め息をついてしまう。
生命のちょっとシニカルな態度、そして博雅のその純朴だけど、真摯な態度に普通のシーンでも何かすごく惹き付けるものがある。
人の生き様をたくさん、晴明たちは見ているからかもしれない。
哀しみも喜びも、すべてを了解したような、そんな晴明の姿。
どんなものにでも真摯に立ち向かう博雅の姿。
平安の世も捨てたものじゃないと思ってしまう。
そして、今の時代も彼らのような姿勢が求められているのだろう。
それは時代を超えた正しい姿の形だからなのかもしれない。
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