◇ 須賀しのぶ　「砂の覇王３」　（コバルト文庫） ◇

+-+- あらすじ -+-+

　サジェ――妾妃ギュイハムに毒を盛ったという理由で再び投獄されたカリエ。処刑を前に王子バルアンに直訴する機会を得たのだが、バルアンは、カリエの話などろくに聞かず、それどころか、エディアルドとの密通の疑いを調べるために、カリエを抱こうとする！！

　鳥肌をたてるほど抵抗するカリエ。冤罪を証明し、処刑を免れるためには、カリエはバルアンを受け入れるしかないのだが……！？

+-+- 感想 -+-+

　絶対絶命のカリエ！！

　エディアルド、ここは一発、おまえの剣技で…

　などと思ってしまう。それくらいもともとエディアルドが目立たない（笑）

　さて、カリエ、そしてドーン兄の動きが激しい、どちらとも前途多難のようだけど、とにかく何とかクリアしていっている。しかし、まさか、あの人間があんなに重大な存在だとは…

　ついぞ、気が付かなかったぞ、僕は。

　とにかく、生きるってつらいよなぁと思ってしまうシリーズである。