やはり良い!!
読後感のせつなさ、そして、前向きに生きていけそうな予感。
村山由佳の小説は僕に読後感として、何かを残して、そして本を閉じさせてくれる。
さまざまな現代の病気。
それはなぜ生まれ、そして人々の心に巣食うのか。
そして日本人はどうしたら根っこを持つ事ができるのだろうか?
人の壊れそうな心は、どうしたら、修復できるのだろう?
「生きる」ってどういうことだろう?
色々なことを考えさせられた。
傷つけなくてはならない状況。
どうしようもない場面。
辛いけど、登場人物たちが必死でそれに立ち向かったのが印象的だった。
子供の頃の呪縛から自由を得るための、心の旅。
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