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 ◇「クリスマス・ボックス」 リチャード・P・エヴァンズ (講談社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 企業家精神豊かな主人公。

 しかし、まだ、事業は軌道に乗る前で、忙しいが、利益が上がらない。

 そんなときに、住み込みの話にふと目が止まった。

 こんなに心を揺さぶられ、こんなに哀切な本があっただろうか。

 どこかに忘れてきてしまった人生で一番大切なものが、この箱の中にきっとある。

 全米で300万部を突破し、話題になったクリスマスストーリー。

+-+- 感想 -+-+

 キリスト教の精神が色濃い小説だったなというのが第一印象。

 もちろん、キリスト教の精神なんてわからなくても十分切ない気分になるけど、やはり、多少なりとも知っていると、かなり理解が進む。

 働いている人の中には、この本を読んで、かなり耳の痛い思いをする人もいるだろう。しかし、この本を読んで、自分にとって大切なものを見つけられるかもしれない。

 

 現代を生きていく上で必要なもの、そして人生を楽しく生きていく上で、必要なもの。それは一致するものではないけど、多くの人が混同している。あなたの最初のクリスマスは何をもらったのかな?

 

 ハートフルなクリスマス・ストーリーだった。

 

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