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 ◇「サムライガール」 雑賀礼史 (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 「<明鏡止水>という言葉がある」

 現代の女武芸者御剣涼子は、師匠・鬼塚鉄斎からある一つの試練を与えられる。その試練は時代小説にはよくあることだが、涼子には厳しい試練――それは心を鍛えるというものであった。

 

 極意を掴むため、平常心を保つ努力をはじめる涼子。しかし、好事魔多し。涼子の修行を妨げる魔の手が迫っていた。それは草薙静馬。彼のレベルの低い悪戯に彼女の怒りは臨界点ぎりぎり。

 

 そこで、涼子は事態の解決を武術の強者南雲慶一郎に相談するのだが……。

 慶一郎のスーパーマン並の日常や静馬と那智の数奇な邂逅などを綴った他五編。

+-+- 感想 -+-+

 こんな学校にいたら、楽しいだろうなぁと思ってしまう。もっとも、いくら命があっても足りないような気もするんだけど。リアルバウトハイスクールの外伝で、登場人物たちの日常や過去を描いたものである。

 

 やはり南雲はかっこいい。彼の価値観は非常に僕はわかるけど、あそこまで過激じゃないよなぁと思ってしまう。本編も爆笑できるし、外伝も爆笑してしまう。普通、どんなパロディものでも、巻を重ねると、シリアスになってしまうのだが、これはまだまだパロってる。

 

 しかし、巻が薄いぞとも思う(笑)

 やはり、ファンとしてはもう少し巻を太くしてもらいたいなぁ。

 

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