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 ◇「D-邪王星団3」 菊地秀行 (朝日ソノラマ文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 苛烈な戦いを切り抜け、Dとブロージュ伯爵は、七人目の刺客スーラに連れ去られた兄妹を追って、ラモア砦を出た。標的たち、とりわけDを己の領土におびき寄せようとするヴァルキュアの意図とは別に、刺客たちは容赦なく一行に襲い掛かる。

 

 水妖ルシアンをDが、伝道師クールベをミランダが倒したものの、スーラの背後で操る新たな敵が出現した。キマという名のその刺客は、なぜかDを良く知っている者のようであった。

+-+- 感想 -+-+

 兄妹の関係が深くこの物語の本筋にかかわってくるとは思わなかった。

 そして、七人の刺客たちも彼らとの戦いを通じて、微妙に変化をしている。

 特にスーに関わるものの多くは確実に変化している。特に貴族のウケがいい。

 

 新しい要素、キマという刺客が現れ、一層、物語は混迷を深めつつある。

 ミランダの行動も気になるし、4巻で終わるかなぁと不安に思う。

 貴族とD、そして人の係わり合いがこのあと、どう展開するか気になる。

 ダンピールのDはこの展開をどう思っているのだろう?

 

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