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 ◇「風の海 迷宮の岸(下)」 小野不由美 (講談社X文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 自分が王だと信じる者たちが昇山してきた。

 この中に自分が仕える王はいるのか!?

 しかし、未だ転変もできない泰麒。天啓すらどんなものかわからない。

 

 そんな中、昇山してくる者たちと関わりあいを持つ事から、彼は自分に多くの期待が寄せられることを肌で感じる。王は誰なのか?

 天啓もないまま、彼は昇山してきた者の中を泰麒は歩き、そして二人のものと親しくなった…

+-+- 感想 -+-+

 まずは注意から。

 この下巻の本の裏表紙にあるあらすじはかなりネタバレしているので、気をつけてください。今回はさすがにネタバレしない程度のあらすじを自分で書きました。

 

 さて、下巻はついに昇山の者たちが泰麒の元に集まる。

 その数が多いために様々な思惑が乱れ、そして泰麒は二人の戴国の人間に出会った。

 この二人は?

 

 しかし、泰麒は天啓もわからなければ、転変もわからなかった…

 使令すら、彼にはいなかったのだ…

 

 前代未聞の麒麟の四苦八苦の王選び。

 そして、この彼らがなぜ姿を消したのか、それを一層気にならせる巻だと思う。

 

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