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◇「東の海神 西の滄海」 小野不由美 (講談社X文庫) ◇
+-+- あらすじ -+-+
「国がほしいか?ならば、一国をお前にやる」
こえが雁州国延王・尚隆と、延麒・六太とが交わした誓約だった。
民らが、かつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を願い続ける中、漸く新王が玉座についたのだ。それから20年をかけて、黒い土は緑の大地にと、生まれ変わりつつある。
しかし、ともに幸福を探し求めた二人の子供の邂逅が、やがて、この国と王と麒麟と民との運命を、怒涛の渦に巻き込んでいる。
+-+- 感想 -+-+
十二国記において、中心となる国であろう――延国。
慶の陽子が王になるときにはすでに彼の治世は500年を数えていたが…やはり彼も最初の頃は非常に官僚たちとの戦いに神経をすり減らせていた。
延麒は王を選びたくなくて、蓬莱を旅していた。
しかし、そこで尚隆と出会ってしまった。
…こいつが王だ…
直感する。しかし同時に彼は思った。
…王なんて国を滅ぼすもんだ…
麒麟なのに王を信じられない延麒の戸惑いから、悲劇は拡大していった!!
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