上巻での大きなテーマ、戴国を他国が救えるか否か…
いきなり、下巻の頭で陽子が答えを出す。
そして下巻のテーマの「泰麒の行方」という答えが最後に導き出される。
しかし、それ以上に注目すべき点は、「天の条理」と人の関わり合いだ。
今まで各国の描写が多かったが今回は「天の条理」にかなりの部分を割いている。
もちろん、以前にも「蓬山」に関する描写はあったが、それは人の部分に属するものだった。
また、今回、麒麟もかなりオンパレードで活躍する。
美人に弱いからかもしれないが、廉麟なんて好き(笑)
とゆーか総じてみんな好きである。仁の生き物らしく情深い。
そして陽子も情深いから、延王尚隆がちょっと冷酷に感じるのが可哀想かも。
泰麒は、そして李斎は…
戴国をめぐる動きは各国を巻き込み、蓬莱に注目が集まる。
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