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 ◇「人形つかい」 ロバート・A・ハインライン (ハヤカワ文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 アイオワ州グリンネル近辺に未確認飛行物体が着陸、しかも派遣された捜査員六名が行方不明になっている。

 そこで秘密捜査官サムと局長、赤毛の美人メアリは、レジャー旅行中の家族になりすまし、真相究明に乗り出した。だが、驚くべし、アイオワ州周辺はすでにナメクジ状の寄生生物によって占領されていたのだ!

 人間を思いのままに操る能力を持つ恐るべき侵入者に対し、人類に勝ち目はあるのか!?

+-+- 感想 -+-+

 地球外生物に侵略されたアイオワ州。

 そこに足を踏み入れ、恐るべき現状を確認したサムたちは即座に対応に乗り出したが、政府は及び腰だった。苛立ちを覚えながら、サムたちは地球外生物とそして自分たちの認識との戦いだった。常識とそして習慣と…

 

 またそれとともに、サムは1人の美女メアリに一目惚れをして、自分の生き方を変えようと決意する。この大きな二つの問題に直面し、サムは自分自身の問題とも向き合わざるえなくなり、そして彼自身、大きく化けることになる…。人類が地球外生命体と戦うという非常にSF的な設定だけど、それゆえ、そのストーリーテリングは非常に絶妙だったといえる。

 

 この侵略は一体どんな意味を人類に求めるのだろうか?

 

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