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 ◇「小さな濃いメロディ」 神坂一 (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 あらまぁ、ビックリ、リナ=インバースに男の影が!?

 吟遊詩人ユジーンに魅入られたリナを、なぜか次々と不幸が襲う!

 魔道士協会からの仕事は失敗、あげくの果てには無実の罪まできせられて……。

 ゴツい体に、フカい顔、あぶらぎっしゅな生命力。竪琴片手に奏でるは、クソやかましくもリナに捧げるテーマ曲――。うーみゅ。やはり、災いの原因は、吟遊おやぢの濃いの呪いか?

 

 リナとユジーンのユカイな活躍を描いた表題作『小さな濃いメロディ』、血で血を洗う花見場所取り合戦『仁義なき場所取り』、謎の実験動物を追う問題作『巨大生物の山』に、書き下ろし『嵐の前に』を収録の短編集。

+-+- 感想 -+-+

 相変わらず、リナとナーガの滅茶苦茶な冒険は続く。

 今回は、リナすら圧倒する吟遊詩人のユジーンがリナの頭痛の種に…。

 愛を捧げる歌なんだろうけど、そう聴こえない。リナのペースを乱し、挙句の果ては失敗させる。

 ユジーン恐るべし。

 そしてリナあぶない!?

 

 しかも今回は他にも予想外のところから強敵が…。

 圧倒的な技術で、リナを追い詰める…

 バカだけど、かなりの使い手。しかし、リナと同様、その敵も致命的な欠陥があった。

 乙女はなかなか傷つきやすいものである。

 

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