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 ◇「ヤーンの翼」 栗本薫 (ハヤカワJA文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 グイン出陣す!

 ナリス新政府とレムス政府との対立は、すでにパロのお家騒動の枠をこえて、各国の思惑を刺激する動きとなっていた。そんな戦乱の時代の予感が中原を重苦しく覆う中、それまで外国内政不干渉を原則としていたケイロニアがついに動いたのである。いっぽう、同時期に出兵した、イシュトヴァーン率いるゴーラ軍は、山中で思わぬ仇敵に遭遇し、はやくも戦闘に突入していた。

 二巨頭の動向が風雲急を告げる新展開!

+-+- 感想 -+-+

 100巻終らない宣言をついに巻末で断言した、栗本薫…

 嬉しいやら、哀しいやら…

 実は複雑な気分である。

 まぁ、それでもコンスタントに出してくれるなら、まあいいか。

 

 さて、物語はあらすじの通り。

 しかし、イシュトの顔つきがすっかり悪役っぽくなっているのが気になる。

 マルコもなんだか前よりブレーキになってないし。

 そして、イシュト周辺にも魔導師の陰が…

 

 ケイロニアと飛び出したマリウスもこの後、重要なところで関わってきそうで要注目である。グインとヴァレリウスの再会のシーンは必見。

 次の展開の序章として豪華な顔合わせだった。

 

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