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 ◇「新フォーチュン・クエストL2」 深沢美潮 (電撃文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 こんにちは、パステルです。

 夏も終わりに近づいたある時。シルバーリーフへの帰り道に、クレイ、トラップ、キットン、ノル、ルーミィ、シロちゃん、そしてわたしの六人と一匹は、湖畔の町アンバーに立ち寄った。

 ほんの休息だけだけのつもりだったんだけど、思ってもいなかった依頼が舞い込み、いざダンジョンへ突入!?そこには意外なモンスターも登場して……!?

 パステルたちの活躍を描くスペシャルクエスト。

 巻末には「フォーチュンクエストTRPGルールブック」付き!!

+-+- 感想 -+-+

 今回はTRPGのりプレイを深沢美潮自身が小説風に描いたという事で、ナレーターはもちろん、パステル。ほとんど「フォーチュンクエスト」と同じである。もちろん、本編と違うとこもいくつかある。たとえば、TRPGのため、戦闘において、ちゃんと戦うとか、パステルのボーガンが当たるとか(笑)

 

 そのスペシャルクエストのあと、80ページを超えるTRPGのルールブックがついていて、「フォーチュンクエスト」のTRPGをしたいという人には垂涎の一冊となるだろう。

 

 小説の内容を言わせてもらえれば、戦闘やダンジョンの中でのキャラクターたちの行動に対して違和感はあったけど、あいかわらずのトラップ・パステルの掛け合い漫才(一説によると痴話喧嘩?)は健在だし、クレイは泣かされてるし。

 充分、フォーチュンクエストの世界観を表現できているように思える。

 

 彼らの珍しいドタバタ劇を楽しめるので、オススメである。

 

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