今回はTRPGのりプレイを深沢美潮自身が小説風に描いたという事で、ナレーターはもちろん、パステル。ほとんど「フォーチュンクエスト」と同じである。もちろん、本編と違うとこもいくつかある。たとえば、TRPGのため、戦闘において、ちゃんと戦うとか、パステルのボーガンが当たるとか(笑)
そのスペシャルクエストのあと、80ページを超えるTRPGのルールブックがついていて、「フォーチュンクエスト」のTRPGをしたいという人には垂涎の一冊となるだろう。
小説の内容を言わせてもらえれば、戦闘やダンジョンの中でのキャラクターたちの行動に対して違和感はあったけど、あいかわらずのトラップ・パステルの掛け合い漫才(一説によると痴話喧嘩?)は健在だし、クレイは泣かされてるし。
充分、フォーチュンクエストの世界観を表現できているように思える。
彼らの珍しいドタバタ劇を楽しめるので、オススメである。
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