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◇「僕を殺した女」 北川歩実 (新潮文庫) ◇
+-+- あらすじ -+-+
ある朝目覚めると、大学生で「篠井裕一」だった僕は、見知らぬ部屋で若い女になっていた。しかも昨日から五年後にタイムスリップして……。
異性の肉体を持て余しながら、昔の記憶と僅かな所持品を頼りに僕は自分探しを始めるが、今度はこの世界にもう1人「篠井裕一」が存在している事がわかる。次々と浮かび上がる謎の数々―――。
+-+- 感想 -+-+
二転三転する推理。
複雑な人間関係が絡まりあい、驚愕のラストまで一気に読む事が出来た。
最新の科学の説を取り入れ、読者を軽やかに翻弄するって感じ。
長さの割に読むのが苦にならなかったのはきっとその読み易さだろう。
会話文が多く、心理描写が緻密だからかもしれない。
それに謎が次々読者の前に現れるのもその読みやすさの一因だと思う。
ちなみに解説を先に読んではいけない(笑)
かなり、物語の面白い部分をネタバレしているからだ。
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