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 ◇「エンジェルハウリング2」 秋田禎信 (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 「開門よ、成れ!!」

 鋭くのびた思念の糸に、フリウが念を込める。物体は砕け、精霊は動きを止める――念糸使いの少女フリウは、父ボスペルトと精霊狩りに入った硝化の森で、記憶をなくしたという一人の美少女と遭遇する。

 時を同じくして、静かだった辺境の街に現れ始める見慣れぬ人々。若き警衛兵、帝都の最高刑執行者・黒衣、巨大な炎の獅子の精霊を操る女暗殺者。

 偶然か?

 必然か?

 何が彼らを呼び寄せるのか?

 8年の時を経て、フリウの記憶の淵に眠る冷たい世界が、呼び覚まされそうとしていた――。

 フリウ編第一巻。

+-+- 感想 -+-+

 かなりシリアスだったミズー編。でも、こちらは小さい奇妙な哲学者が笑いを誘ってくれる。なんか時として鋭い皮肉も織り交ぜるけれど、基本的には笑える。

 重いストーリー展開にもめげずになんとか光を当てている。

 

 不可解な登場人物たちの言動。

 誰がどこまで知っていて、どんな役割を担っているのかはまだまったくわからない。

 ただ、これから先、彼らにはとんでもない事が待っていることだけは確かなようだ。

 

 ミズーとフリウ。

 この二人がどのようにひとつの物語を編み上げるのだろうか?

 

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