ミズー編二巻である。
何もわからなかった一巻と違い、今回は様々な背景が浮き彫りになりつつある展開である。
ミズーに絡む、アイネストはいったい味方なのか、敵なのか?
ミズーの記憶の奥底に沈む幼少期の施設は何の施設なのか?
そして最大のキーワード「アマワ」とはどんな存在なのか?
不可解な人物たちがまだ不可解な紋様を織り成していく。
黒衣をなんとか撃退しつつ、ミズーは自分があずかり知らないところで大きな舞台に立たされようとしているのを感じているのかもしれない。
傷ついた身体を引きづりながら、彼女が求める答えはまだ一層闇の中に沈み込もうとしていた。
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