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 ◇「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 J.K.ローリング (静山社) 

+-+- あらすじ -+-+

 夏休みのある日、ハリーは13歳の誕生日を迎える。あいかわらずハリーを無視するダーズリー一家。

 さらに悪いことに、おじさんの妹、恐怖のマージおばさんが泊りに来た。

 あまりのひどさに耐えかねて家出をするハリーに、恐ろしい事件が降りかかる。

 

 そして、夏休みが終わり、それと同時に知らされる不吉なニュース。

 脱獄不可能のアズカバンから脱走した囚人がハリーの命を狙っているというのだ。

 学校の出口を固める恐れられている吸魂鬼(ディメンター)や新任のルーピン先生を迎えて、ホグワーツ校でのハリーの冒険が幕を開ける。

+-+- 感想 -+-+

 ハリーの第三巻。

 今回もたくさんの夢が詰まっている巻だと思った。

 でも、それと比例するかのようにダーズリー一家の仕打ちも陰険になっていく一方だけど。

 

 今回も舞台はボグワーツ。

 三年生にもなり、授業も多様になった。行ける場所も増え、またまたボグワーツは新しい顔をハリーや僕たちの前に現している。

 また、学園の外も一部紹介され、ハリーの世界は広がっていく一方だ。

 

 ロンとハーマイオニーの毎度の喧嘩も今回はかなり深刻なものになる。

 それはもしかすると、お互いの自我の成長が大きく関わってきているからかもしれない。

 

 13歳になった三人は相変わらず所狭しと学園内を走り回って、いたずらをし、喧嘩をし、涙を流し…と活躍をする。そして、彼らの前にそびえ立つディメンターと囚人の情報。

 それに負けることのないハリーたちの姿勢は微笑ましくも同時に襟を正したくなる。

 

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