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 ◇「屍鬼(一)」 小野不由美 (新潮文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。

 猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。

 山深い集落で発見された三体の腐乱死体。

 周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。

 闇夜をついて越してきた謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。

 殺人か、未知の疫病か、それともそれ以外の可能性か……。

 超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

+-+- 感想 -+-+

 はっきり言って、怖い。

 ゾクゾクと読んでいてしてくる。

 僕はホラーは苦手だけど、これは前々から読んでやろうと思っていた。

 読んだ人間はみんな絶賛していたからだ。

 

 最初の死体発見が特に怖かった。

 グロい描写が苦手だからかもしれない。でも、それ以上にそこに至るまでのシチュエーションが恐怖を煽っていたように思える。

 

 いったい、この村に何が起こっているのか?

 まだまだその真相には遠い。

 しばらくは七転八倒しそうな気配だ。

 

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