六人の男女がそれぞれの思惑を胸に集まりあって、予知しあっていた。
まるでジグソーパズルのようにお互いをお互いが支えあっているそんなぴったりなグループだったと思う。彼らはお互いを支えることを当然と思っているほどに、いい奴らなのも確かだろう。だから、彼らは予知したことが重大であればあるほど、目をつぶってしまうなんて事はできなかったのだろう。
…そして彼らはブギーポップと遭遇することになる。
この六人はそれぞれ胸に闇を抱えていた。
光の中にいたけれど、それは闇を締め出して中にいたからで、光を抜け出すと彼らは致命的な闇を抱えていた。
世界を救おうとしている彼らはブギーポップが現れるほどの大事件により本当に大切なものを気づいた。
クールな世界観の中で、不器用な人間関係が微妙なバランスがとられていて、見事だと感じた。
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