スカーレット・ウィザードの外伝のあとがきで、示された新しいシリーズのはじまりである。つまり、あのデルフィニアの後のストーリが楽しめるわけである。
…しかし、なんて言うのか、人によっては今回のキャラの使い方には抵抗があるかも。つい、そう思ってしまう。『デルフィニア戦記』があれで完結したと思っている方は読まない方がいいかもしれないので、最初にちらちらと立ち読みして、買うか買わないか判断してもらった方がいいと思う。
僕は違和感を覚えた方だけど、実は途中から“こんな『続き』もいいかも”と思い始め、かなり楽しめた。違和感もそうしたら、なくなった。王妃とシェラやルゥだけが出てくるだけではなく、『あいつ』や『こいつ』も出てきたのは驚きだった。しかし、よく考えると、彼らが出てきたのだから、他の奴らも出てこないわけではないのであろうと思う。
そして、キングとクイーンはどうなってしまうのか?
それもかなり気になるところだ。
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