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 ◇「リズム」 森絵都 (講談社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 まわりのことが気になって

 自分がメチャクチャになりそうなとき、

 心の中でリズムをとるんだ。

 まわりの音なんて関係ない

 自分だけのリズムを―――。

+-+- 感想 -+-+

 誰もが少年や少女から大人になる階段を一歩一歩上っていく。

 人によっては二段飛び越えぐらいで。

 そういう時にまわりの人に左右される。何が正しくて、何が正しくないのか。

 何もわからないけれど、とにかくそのときはとても悩むものだ。

 

 主人公のさゆき、幼馴染で兄貴分の真ちゃん。そして弟分のようなテツ。

 三人は性格は違っても、お互いとても理解しあっていた。

 支え、支えられ…。

 大人になる階段。

 自分らしさと成長のバランス。

 それをとるのがなかなか難しい。

 

 青春時代の純粋でどこか危うい時期をうまく描いている。

 

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