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 ◇「紅秘宝団」 菊地秀行 (祥伝社NON-NOVEL)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 魔道士トンブの宴会で酒を飲まされた秋せつらは、その帰途、銀仮面男に襲われたOL加奈子を救けた。彼女の掌に刻印された紋章―謎の秘宝の地図と鍵を妖魔たちは狙ったのだった。

 

 直後、今度は紅秘宝団と名乗る怪盗P・キャットが出現し、同じく加奈子を襲撃。だがその時、突如、せつらは記憶喪失に陥った。自らの名も職業も忘れたせつらを巻き込み加奈子を巡る銀仮面VS紅秘宝団の秘宝争奪戦は激化、<新宿>は震撼した…。

 

 はたしてせつらの運命は?秘宝とは何なのか。

+-+- 感想 -+-+

 相変わらず、せつらは春風駘蕩である。

 その姿は犯罪的だ。多くのものを傷つけ、魅了する。

 記憶をなくした後でも、せつらはせつらであった。

 マイペースにのほほんと真意のわからない様子で行動する。

 そして、無情な妖糸をふるうのだ。

 記憶喪失でもその鮮やかさは劣ろいていない。

 

 紋章ということから、トンブが暗躍する。

 性格の悪い彼女がどのようにこの事件に関わってくるのか?

 なかなか興味深い。

 

 何となくせつらって紅秘宝団に馴染んでいるような気が…(笑)

 

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