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 ◇「紅秘宝団(完結編)」 菊地秀行 (祥伝社NON-NOVEL)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 アトランティスの秘宝をめぐり、<新宿>は再び戦場と化していた。祗宗寺教授率いる“紅秘宝団”と、仮面獣率いる“銀仮面”との死闘は激化。秘宝に隠されているという不老不死の秘術を狙う、<魔界医師>メフィストと魔道士トンブは謎の行動をとり、記憶を失った秋せつらは敵味方もわからぬ混沌に陥ちた。さらに魅惑の女暗殺者も加わり、魔人達の闘いは絶頂を迎えた!

 

 はたして、古代人が遺した秘宝とは何か?

 そして争奪戦の行方は?

+-+- 感想 -+-+

 いつもの事ながら、メフィストにしろ、トンブにしろ、せつらの仲間とは言い難い行動をしている。とゆーか、足を引っ張っている。どうも、仲間らしい仲間はデブじゃない女性か、人形娘ぐらいなのかもしれない。不運だ(笑)

 

 今回、B・キャッツの行動はとても純情で、まっすぐで微笑ましかった。

 そう、あの<彼>ですら、その姿には優しく微笑んだぐらいだからだ。

 そして、その姿はせつらの心にも届いた…ように思える。

 届いていると僕は思いたい。

 

 秘宝をめぐって、一層、複雑になっていく状況。

 せつらは今回はずっと困惑しているように思えるし、メフィストはアトランティスの宝に靡いているように思える。せつらが頼れるのは…キャッツと人形娘ぐらいなのか?

 

 夢の中までせつらは迷い込み、アトランティスの宝の前で彼は<私>になり、メフィストの治療が発揮したのは見事だった。

 

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