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 ◇「三毛猫ホームズの最後の審判」 赤川次郎 (カッパ・ノベルス)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 片山晴美は旧友から突然呼び出され、遭った途端「1999年3月31日から2000年1月1日になる瞬間にこの世の終わりが来る」と言われた。旧友の顔から表情が消え、目は虚ろだった。

 

 一方、片山義太郎は高速道路の下を車で走行中、タクシーが降ってくる所を目撃。奇跡的に助かった乗客の人気TVキャスターは「運転手は『天の声だ。終わりが来た』と叫んでカーブに突っ込んだ」と証言。続発するこの世の終わり怪事件。

+-+- 感想 -+-+

 相変らず、彼らを見ていると、自分がすごくホッとし、そして明るい気持ちになるような気がする。今回は宗教ネタだったが、物語の持つほのぼのした雰囲気が僕にはすごく嬉しかった。

 

 それにしても片山さんってホントに女性恐怖症なのだろうか。今回もモテモテ。しかもちゃんと卒倒しなくなったし。また「へぇ」と感心させられてしまう言葉も言うようになって、片山さんファンとしては嬉しい限りである。優しいだけが取り柄の片山さん。しかし、その優しさは強さの裏づけがあるような気がする。

 

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