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 ◇「天高く、雲は流れ11」 冴木忍 (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 強く、ただ強く。人々が願い、求めつづけた巨大な力。その夢の結晶――。

 「それが僕とフェイロンだ」

 虚言か、それとも真実か?ライフォンの謎めいた言葉が、歴史の裏側を明らかにしていく。

 異教徒の村に立ち寄ったフェイロンとユンファは白濁した霧の中を、ロスメスタは時空を超えた異形の歴史を彷徨う。そして激流に消えたパジャの姿を求め、大河コアンを下ったジャンガンが目撃する、黄金の奇跡!すべては、混沌とした都への帰路を指し示すのだった。

+-+- 感想 -+-+

 一気に物語は加速した感じだ。

 パジャ、クラル、ツェーリ、セチェン…。

 彼らには確実な変化があった。

 最初から変わらないのは、ライフォンとフェイロンぐらいなのかもしれない。

 やはり、二人は別格なのだろう。

 

 パジャの変化には本当に目を見張る思いだ。

 もっとも、船酔いは変わらなかったようだけど(笑)

 まさか、パジャの瞳の色が変わるとは…

 もしかすると、かなり重要な立場になったのかもしれない。

 

 また、ツェーリの苦悩もわかる。

 彼女の心はこの大きな試練を乗り越えられるだろうか?

 

 様様なものが転機にきている。

 そしてそれがどこにいきつくのか?

 ライフォンの真意がまだ見えてない。

 

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