今回の世界の危機はちょっと毛色が違うような感じがしていた。
最初からブギーポップの露出も高いし…。
まぁ、ブギーポップファンとしては嬉しいかぎりだけど。
今回は誰もが持つ心の闇やコンプレックスなどに焦点が当てられている。
いつもの事ながら、ブギーポップの言葉はひやりとするものもありながら、基本的にはすごく温かいもののように感じる。今回は特に彼のユーモアさや本音が聞けちゃってなかなか興味深いし、面白かった。
人は多くのことに傷ついたり、後悔したり、心残りをしていたりしている。
うまく処理できればいいけれど、うまく割り切れないのが心というもの。
その心の闇の中をブギーポップは疾走し、何を思ったのかはわからない。
でも、ただ、確かなのはあのブギーポップに笑みを浮かべさせるだけのものを見つけた者もいるという事だろう。
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