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 ◇「デット・ゾーン(上・下)」 S・キング (新潮文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 ジョン・スミスは人気者の高校教師だった。恋人のセーラとカーニバルの見物に出かけたジョンは屋台の賭けで500ドルも儲けた。なぜか彼には当たりの目が見えたのだ。愛を確認しあったその夜、ジョンは交通事故に遭い――。そしてそこから悲劇が始まった。

+-+- 感想 -+-+

 人の運命というものを強く感じた作品だった。同時に、運命という言葉がどれだけ使い勝手の良い言葉であるのかというのも再認識させられた。

 

 同時に社会の問題点(特にマスコミ関連)は酷く考えさせられた。そして同時に僕の中にあるマスコミ性というものについても、何か思考するべき事があるような気がした。人が身勝手な生き物なのは仕方が無いけど、他人を巻き込むほどに身勝手であっていいのだろうか?ふとそんな事を考えてしまった。

 

 悲劇とポジティブさがミックスされたハートフルなストーリー。

 ホラーで有名なキングで、僕はホラーが苦手だけど、この「デッドゾーン」や「ファイアスターター」は好きである。すごく前向きな気持ちになるからだ。

 

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