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 ◇「天高く、雲は流れ12」 冴木忍 (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 亡者の群れが、夜の街を徘徊する。

 魔物の仕業か、それとももっと巨大な何かが起ころうというのか。

 都イアルを失意の底に落とした“怪異”は、王位簒奪、宰相の更迭という政変を呼び、市井では、奇跡を起こす美女トゥクールが信者を増大させていた。

 救われたい、生き延びたい。

 膨張する民衆の願いは、もはや危険な飽和状態にあった。

 都に帰らねば――。

 王女ロスメスタを護るフェイロン、死の淵から甦ったパジャたち将星が都に終結する。

 そして、魔の寵児ライフォンとの邂逅が迫る!

 大河ファンタジー、ついに最終局面突入!

+-+- 感想 -+-+

 ついにそれぞれが成長し、都に集合する。

 パジャとフェイロンの再会も楽良かったけど、個人的には角を突き合わせまくっている、パジャとロスメスタの再会が一番良かった。

 やはりこの二人はああゆう関係でなくっちゃ。

 ロスメスタのパジャを笑わせるという目標が達成されるかも一つの注目点だ(笑)

 

 さて、嵐の前の静けさと言った感じのこの巻。

 ユメやミヤなども登場し、フェイロン側、ライフォン側、そしてフェイロンの兄のオルジェイ側でいくつかの動きがあった。

 特にオルジェイ側の動きは読みにくい。

 なぜ、『彼女』が登場したのか、それが謎なのだ。

 

 様々な伏線などを抱え込みながら、確実に物語は最終局面へと突入していく。

 ううむ、待ちきれないかも(笑)

 

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