無邪気で一途だけど、何か大切なものを欠落させたままの魔術師。
今回の“世界の敵”の印象だった。
ただアイスクリームを誰かに食べてもらえればそれで十分だったのに、まわりの人間たちは彼をそれだけでは認めなかったし、それは彼の不幸でもあり幸運だった。
ブギーポップシリーズ始まって“最大”の世界の危機。
アイスクリームが?と思われる方。
そう彼の作ったアイスクリームは世界を危機にさせるほどのものだった。
ブギーポップは彼に何も攻撃はしなかった。
ただ、物悲しく見つめていただけのようだが、それでも魔術師は失敗していった。
優しくて、ちょっと馬鹿で、一途な魔術師の姿を見ると、物悲しく感じるけど、同時に温かい気持ちにもさせられた。
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