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 ◇「エンジェル・ハウリング5」 秋田禎信 (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 「何年後かには、黒衣になるわ!」

 銀髪の老人に向かい、マリオは言い放った。

 自分にはその資質がある。

 だから、弟帝は自分に、べスポルトを守るという、任務を――!

 

 精霊アマワ破壊のキーとなる男、べスポルトを求め旅するミズー。

 だが、暗殺者狩りの集団が行く手を遮る!

 そして傍らには、神秘調査会のアイネストと繋がりを持つ女剣士ジュディア。

 その役割は、ミズーを敵襲から守ること!?

 「わたしには必要ない!」

 反発するミズーだが、ジュディアは相手にしない。

 

 “あなた、泣き虫じゃない”

 震える心に圧倒される<ミズー編>第三幕。

 わたしの剣は折れてはいない!!

+-+- 感想 -+-+

 相変わらず不器用で、殺伐としているミズー。

 でも、今回はかなり吹っ切れたみたいだし、しかも可愛い一面も見せてくれる。

 着飾ったミズーは可愛かった(笑)

 

 さて、今回、孤独な境遇のはずのミズーに同行者が現れる。

 女剣士のジュディア。

 彼女はミズー並の力量の剣士で、境遇も似ている。

 ミズーは彼女との距離を測れずに、四苦八苦する。

 今までにない状況だからだ。

 

 不信の塊ミズーがジュディアとの関係になんとか形を作れる時、ボスペルトの謎かけを理解でき、そしてアマワが姿を現す。

 謎ばかりが先行していた「エンジェル・ハウリング」。

 この巻から徐々に謎が解き明かされようとしているのかもしれない。

 

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