△booklist top

 

 ◇「紋章の秘密」 小林めぐみ (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 「ぼくたちの結婚を、ぶち壊してほしいんだ!」

 ウィルの元を訪れた依頼人ウオルフは笑顔でそう言い切った。その途端、ウオルフの結婚相手ステラが、孔雀の羽飾りのついた扇子で彼の頭を叩き飛ばす!

 

 二人は幼馴染で、親にいきなり結婚させられる羽目になってしまった。結婚を望んでいない二人は、ウィルに壊してほしいというのだ。

 そのためには、特別な紋章が描かれた旗を探せばいいらしい。しかし、旗を探すうちに、ウィルたちはとんでもない大事件に巻き込まれていく……。

+-+- 感想 -+-+

 ついにとゆーか、なんとゆーか、読後感は、今までのシリーズとは何となく色が違うということがわかった。事件の大きさがまったく違うのだ。

 それは一冊で物語が終わらなかったのがいい証明になるだろう。

 紋章の秘密も、彼らの依頼もとりあえずこなした。

 しかし、それが始まりだったのだ。

 

 謎の宅配された女性。

 そしてウィルの想い人。

 紋章の秘密。

 

 それらがすべて一つの国を指し示していた。

 キリウス国へ!

 

 ウィルの父親が直接的に関与する事件ははじめてである。

 今まではその影しか示さなかったのだから、ついにというところだろう。

 

△Topに戻る△