ついにとゆーか、なんとゆーか、読後感は、今までのシリーズとは何となく色が違うということがわかった。事件の大きさがまったく違うのだ。
それは一冊で物語が終わらなかったのがいい証明になるだろう。
紋章の秘密も、彼らの依頼もとりあえずこなした。
しかし、それが始まりだったのだ。
謎の宅配された女性。
そしてウィルの想い人。
紋章の秘密。
それらがすべて一つの国を指し示していた。
キリウス国へ!
ウィルの父親が直接的に関与する事件ははじめてである。
今まではその影しか示さなかったのだから、ついにというところだろう。
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