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 ◇「陰陽師 鳳凰の巻」 夢枕獏 (文春文庫)

+-+- あらすじ -+-+

 平安京の暗闇に蠢く魑魅魍魎に、若き陰陽師・安部晴明と朋友源博雅が敢然と立ち向かう大好評シリーズ第四弾今回は、晴明が好敵手でもある蘆屋道満と、帝の招きにより宮中で方術比べをすることになった一件を描く「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」や、これまた道満が絡む「泰山府君祭」他五篇。

+-+- 感想 -+-+

 やっぱ、晴明ってカッコいい…。

 ついつい、憧れてしまうのはなぜだろう?

 やっぱり、あのすべてを見通していそうな雰囲気に惚れたのかもしれない。

 

 今回はあらすじにも書いてある通り、晴明と並ぶ大陰陽師である『蘆屋道満』が登場する。 晴明が主人公だと、敵役として登場する事の多い道満先生だけど、やはり夢枕獏先生はその辺りを考えているようで、道満と晴明はお互いに認め合って、共存しているように思える。

 

 源博雅と晴明の関係も固定されてきたようで、博雅もかなり晴明の助けになっているようである。

 博雅と飲んでいる晴明が生き生きと描かれているのも嬉しかった。

 

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